DEARDROPS with Cross the Future-OVERDRIVE Archives No.2

[ディアドロップス] 菅沼正一は、若くして才能を発揮し、海外のオーケストラで将来を嘱望されたヴァイオリニストでした。彼はある事情からオーケストラの中での居場所を失うまでは……。 音楽家としての道が閉ざされたと感じた正一は、愛用していたヴァイオリンを手放し、失意のまま帰国した。そんなとき、ライブハウスで住み込みで働くことになった翔一は、自分の知らなかった「世界」に触れることになる。 まったく違う場所で、自分たちの「生き方と音」を主張し続ける不器用な人々との出会い。 さまざまな人生が線となって絡み合い、絆が生まれ、未来への道しるべとなる。 運命の出会いを果たした翔一たちは、過去や試練を乗り越え、人間として、バンドとしてどう成長していくのか。 「ライブハウス」という場所で、新たな音楽を通して高みを目指し、新たな世界を広げていく青春＋ロックンロールの物語。 【d2b vs ディアドロップス ～未来を越えて～】 ディアドロップス本編から数年後。 それは私が何気なくつけたオフィスのテレビで見た光景でした。アメリカを中心に海外で活躍する歌姫kirariと、挫折から立ち直り現在も海外で活躍するヴァイオリニスト菅沼翔一が共演…そんな番組紹介でした。 翔一に会えて嬉しいはずなのに、心は混乱している。翔一はキラリの隣で楽しそうに遊んでいます。その笑顔は彼女をいつもより幸せそうに見せた。 ――キラリに勝てるでしょうか？ — …この時はまさかkirariと直接対決することになるとは夢にも思わなかった。